住宅性能をフルに活用した平屋の設計を体感できる絶好のチャンスです。
2階建てにはない難しさが平屋設計にはあります。
玄関や廊下さえもアクティブスペースと捉え楽しい住まいとなりました。
N9 designが新しい住まいの提案をします。
※このイベントは終了しました。多数のご来場、誠にありがとうございました。
老後のことを考えると、なるべく階段の生活をしたいと思う方も多いでしょう。
しかしながら、平屋の設計にすると意外なデメリットがあります。
暮らしの全ての要素を1階に計画しなくてはならない平屋設計では、各居室や水回りへの導線が必要となり
普通に設計すると廊下などのデッドスペースが多くなり、建築面積が大きくなることがあります。
さらには、2階建てと比べ基礎や屋根の面積が広くなり、工事費も高くなりがちです。
住宅性能を飛躍的に向上すると、エアコン一台で全館冷暖房が可能となります。
全館冷暖房を実現することで、玄関や廊下との仕切りを無くすことができます。
間仕切りを少なくすることで、廊下というデッドスペースになりやすい場所を少なくすることが可能となります。
中澤勝一建築の住まいは、玄関が寒くないということが前提となっているのです。
廊下を少なくすることのできる設計は、あらゆるスペースがつながりを持ち開放性を生み出します。
今回の設計にはロフトスペースも配置しています。ロフトスペースをつくることによって天井が勾配天井となり、開放性を生み出しています。
また、ロフトスペースへつながる階段スペースには、スケルトンのリビングイン階段を採用し、リビングと一体感のある設計としました。
玄関や階段スペースをLDKと一体的に設計するには、高い住宅性能が必要となるのです。
写真はイメージです
どんなに効率の良い設計をしても廊下は必要となります。最低限必要な廊下でさえも、多機能にすることで単なる廊下にしない工夫がされています。
リビングの裏側には、あまり人には見せたくない収納スペースをつくります。
リビングの裏側に「裏導線」と呼ばれる通路をつくり、ウォークスルーの収納スペースを兼ねました。
通路でありながら収納の機能も持たせ、単なる廊下にしない設計となっています。
また、収納スペースの裏導線は、お風呂とキッチンをつなぐ回遊導線となっており、便利な家事導線を確保しました。
写真はイメージです
敷地の東南側のスペースは住まいづくりにとって重要なエリアとなります。朝日が気持ちよく入り込む場所であり、
アウトリビングとしてのエリアにしても良い場所となります。
今回の設計では、東南側にウッドデッキを設けました。日常的に外に出られるよう、外履きに履き替えなくても気軽に行けるウッドデッキとしました。
ウッドデッキは1階のリビングと同じ高さで設置しています。同じ高さでつくることによって、リビング空間とのつながりが感じられます。
まるで室内に感じられるような「中間領域」をつくることで、暮らし方のバリエーションが増えるのだと思っています。
写真はイメージです
現在、5年後、10年後、20年後、家族の形態や生活の仕方は変わっていく時間軸に注目し、いつもフレキシブルに家族が自分たちの過ごし方にあわせて空間を自由に活用していくことを提案したい。家族が自然に集まり、家事を楽にこなせるように回遊動線をつくり、それぞれが自分の時間を過ごしながらも、家族の気配を感じていられるように、いつまでも、仲良く暖かな家族でいられるように、暖かな家族がもっと暖かくつながるライフスタイルをカタチにしました。
写真はイメージです