Living_1
センターに設けられたキッチンを中心に南北に大きな窓を設け、明るく家族がいつでも集まるリビングとした。
同一敷地内にある親世帯と適度な距離を保つ家 Works Case#004 長野市篠ノ井N様邸
「家族の絆を深めたい」リビングを北側にした大胆なアイデアがひかる住まいです。距離とつながりは家族と住まいの健康に欠かせないポイント。個人のプライバシースペースと家族のつながり暮らしと近隣関係、同一敷地内に異なる世代が暮らすなどでは特に大切になります。そんな距離感とつながりの程よい住まいのバランスを大切にしました。
- 【基本情報】
- 敷地面積：273.13m2（82.62坪）
- 延床面積：108.47m2（32.81坪）
- 家族構成：大人2人 子供2人
- C値：0.2cm2 / m2
- Ua値：0.39W /（m2K）
「適度な距離感を保つ家」
建築家／中村 文典
（n＋archistudio）
中村氏が大切にしたのは距離感とつながりのバランス。異なる世代が近くで生活するには、お互いのライフスタイルを尊重し合いながらコミニケーションがとれる場所が必要。この相反する2つの要望をどう実現するのか。
全てをオープンにするのではなく、南側と西側を閉じる事で外界からのプライバシーを守る。そのうえで、北側に開口部を設け、あえてご実家と向き合わせにすることで2つの世帯が同じ空間に暮らしているような一体感をもたらす設計とした。これにより、実家との間が中庭となり、気軽に会話が弾み家族のつながりを保つ住まいとなった。
建築家プロフィール／中村文典
